子宮頸がんは毎年、約1万人がかかり、
約2,800人が死亡している病気です。
中には人生これからという20代の若い方もいます。
治療は子宮の部分切除・全摘出や放射線治療・抗がん剤治療などがあります。
手術は妊娠に影響があり、抗がん剤治療は
辛い副作用や後遺症を残すこともあるのです。
怖い病気ですが
有効な予防法があります。
それがワクチンです。
子宮頸がんの原因の95%以上は
ヒトパピローマウイルス(HPV)です。
性器・粘膜を通して簡単に感染するウイルスで、
性交渉経験のある女性のうち50〜80%は感染すると推測されています。
つまり、性交渉を経験する年齢になれば、
男女問わず多くの人がHPVに感染します。
そしてそのうち一部の女性が将来子宮頸がんを発症します。
子宮頸がんの予防のためには、HPVの感染を予防することが大切です。
そのため、性交渉を行う年齢になる前にワクチンを投与することが有効です。
ワクチンの接種により94%HPV感染が予防できます。
スウェーデンで行われた167万人の研究では、
「17歳未満でワクチンを受けた女性の子宮頸がんの発生は
受けなかった人より88%減少する」と報告されています
山本整形外科では子宮頸がんワクチンの接種を行っておりますので
ぜひ、ご利用ください。
ワクチンの助成と副作用について
HPVワクチンはこれまで公費助成はあるものの、
多様な継続する副作用が報告されていたため、
厚生労働省より「積極的な接種は推奨しない」とされていました。
しかし、その後に行われた名古屋の3万人の研究で、
副作用と思われていた多様な症状は、
ワクチンを受けていない女性にも同じくらいの頻度で生じていることが判明し、
ワクチンが原因で起こる症状とは言い切れないと考えられています。
ワクチン全般で起こる、局所の痛みやアレルギー反応、
注射全般でおこる失神(迷走神経反射)は
副反応として生じ得ますが、ほとんどが一次的なものです。
このようなことが判明し
今年の10月から積極的推奨の再開に向けての審議を行う方針となっています。
詳しくは下記も参考にして下さい
子宮頸がんワクチンの項目に子宮頸がんワクチンのリスクと恩恵について書かれています
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